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其の19 『気』の流れが良い家とは?

〈前回までのあらすじ〉
家の色を決めるときのポイントは、『どんな暮らしをしたいのか』を追求すること。ベーシックカラー(基本色)を知り、その部屋の主役になる人のパーソナルカラーを上手に取り入れると、住み心地もアップすることを学んだイエティ・ママ。今回は『風水』に着目。2017年、風水で自分も家づくりも思い切り運気をアップさせようと、宮崎市の風水建築設計アドバイザー、細川豊瀧さんの自宅兼事務所を訪ねた。


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「細川さん、こんにちは。風水を取り入れた家の設計をされていると聞いてお邪魔しました!」とママ。迎えてくれた細川さんはとっても優しそうなおじさん^^

「風水って、占い?おまじない?のようなものですよね?西に黄色いものを置けばお金が貯まるとか...」。

「いやいや風水は中国で発祥したれっきとした学問なんですよ。土地の持つエネルギーを、地脈、水脈といった自然界のパワーバランスや関係性で捉えたものなんです。中国の故宮や韓国の景福宮は、風水に基づいて建てられています。日本では江戸城が風水学を綿密に計算して作られたとして有名です。だから300年も続いたという説もあります」と細川さん。

「へぇー、そうなんですか!なんだかとても奥が深そうですね」。

「風水では、家を建てるときにはまず、その土地の四方(東西南北)の環境条件が整っているかを見ます。東側に清流が、西側には道路が、南側は平らな広場が、北側には山や丘がある地形が良いとされます」。

「えー。でもそんな場所って今の住宅事情ではなかなか見つからないですよ!」。現実にそぐわないんじゃないの?!とちょっとキレ気味なママ。

「いやいや、これはあくまでも風水の基本で、絶対これを守らないといけないというわけではありません。ですが、その土地がもともとはどんな場所だったのか、周囲の環境はどうかなどはちゃんと確認する必要があります。例えば池や沼を埋め立てた土地だったり、日当たりや風通しが悪かったりすると、やはりそこに住む人間にもあまり良い影響を与えないでしょう」。

「確かにそうかも。暗くてジメジメした場所にいるよりも、太陽の光が降り注ぐ場所の方が快適よね。お店や旅先でも『ここは雰囲気がいいわ』となんとなく感じる場所があるし」。

「そう、その『気』を風水ではとても重要視します。気は目に見えないものですが、確かに私たちは影響を受けています。人間にも気が宿っているので、『気』が合う、合わないと言ったりするでしょう?『気』を使った言葉がたくさんあるように、みんなが無意識のうちに感じたりしたりしていることを体系化したものが風水なんですよ」と細川さん。

「そうね!よく分かります!元気、勇気、根気、人気とか...。あ、病気、陰気、弱気、浮気もだわ。気にはプラスとマイナスの両方のイメージがありますね」。ママは『気』についてなんとなくつかめた様子。

「ですから、家も『気の流れ』良くすることによって、そこに住む人の『気』も良くなります。具体的な例をいくつか挙げてみましょうか」と細川さんが教えてくれたのは...

[玄関]
人が出入りするだけでなく、『気』を呼び込むための入り口でもある玄関。靴を出しっぱなしにしておくのはNG。出しておけるのは家族の人数分だけ。明るさと清潔さを心がけるように。
玄関が気の入り口なので、出口となる勝手口は造ったほうが良い。ゴミは玄関からではなく、勝手口から出すこと。

[キッチン]
家族運や健康運に影響を与えるキッチン。火と水を扱うので気のバランスが崩れやすい。コンロや電子レンジと流しや冷蔵庫は、隣り合わせに置かないようにする。汚れたままの食器や食べ残しの置きっぱなしは厳禁!ゴミ箱もふたつきにして悪い気をシャットアウト。

[リビング]
家族がリラックスできるような空間づくりを。日当たりや風通しが良いのがベスト。木製の家具や陶器の花瓶、観葉植物など『自然のもの』があると気のバランスが取れやすい。

[寝室]
玄関が家全体の運気を左右するとすれば、寝室は個人の運気を左右する部屋。ベッドの真上に梁(はり)がある、ベッドが窓際にある、寝室の入り口が枕を直射するのはNG。北枕にして寝ることで、良い気を頭から入れることができる。

[子ども部屋]
子どもは大人以上に気に敏感に反応すると言われている。西北は主人の方位なので、子ども部屋は西北の位置にはつくらないこと。ドアに背を向けて勉強机を置いたり、モノトーンの家具でまとめたりするのはNG。子どもの『気』に合った部屋づくりで運を伸ばすことができる。

「うわ~。なんかNGなことを色々やらかしている気がする...。これじゃあ運気もアップしないわね」とがっくりと落ち込むママ。「帰ったらすぐに家の中を見直さなきゃ」。

「ところで、細川さん、家づくりの話では必ず『鬼門』『裏鬼門』という言葉が出てくるんですが、これって何ですか?」。

「大工さんはすごく気にするんですよねー。私はあんまり気にしなくていいと思っているんですがね」と細川さん、衝撃の告白。

「えぇー?どうしてですか?!」

(次回へ続く)

風水建築設計アドバイザー

細川 豊瀧さん


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兵庫県出身。全国日本易占学会・師範姓名鑑定士。現在は、宮崎市内の自宅で姓名判断や開運鑑定などを行うほか、風水を多くの人に教えている。40年ほど前、サラリーマン時代に風水や九星気学を知り、興味を持って勉強を始める。当時、松下幸之助氏などのセミナーに数多く参加し、その話に感銘を受けたのもこの人生に大きな影響を与えたと話す。台湾などで風水の知識を磨き、アメリカで教えたことも。二級建築士の資格を持ち、風水に基づいた快適な家の設計やアドバイスをしている。
其の20 『鬼門』は気にしなくていい!?
其の19 『気』の流れが良い家とは?
其の18 住む人が主役の色選び
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